私の出会う
マゾヒストの中で



虐げられたいという
願望を持っている子は




比較的多数、存在する。




その中でも

唾液を吐きかけて欲しいと
懇願してくる子も


また、少なくはない。



唾液を吐きかけられて
顔中、体中
どろどろにされることで


虐げられているだということを
実感することが出来るんだそうだ。



今、私の目下で
唾液に塗れているこのマゾは
そんなことを思っているのか。


って、感心しながら
かと言う私も
唾液塗れにして、飲ませるのが好きだけれど



なぜだろうと考えると
自ずと答えは出てくるもので



吐きかけたお前のその
肌、顔、ペニスなんかを
触れたときの感触や


こんなにされているのに
幸せそうな表情をする
マゾが愛おしいと思えるから


というのは、もちろんあるのだけれど
もう少し深いところで



私の身体から出たその体液が
お前の肌にかかって
ほんの少しかもしれないけれど


お前のその細胞の中に
染み込んで



お前の飲んだ私の唾液は
明日にはお前の身体の一部になる



だから、いまこの瞬間に与えたものは
しばらくお前の身体の中に残るから



お前も私も
明日を独りで生きることはない。


だから好きなんだろうなって
そう思う。


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